塾なし受験に挑戦!〜高校生編〜

塾も無い、高校も無い田舎を出て、都会の進学校に入学した息子。慣れない大都会で寮生活をしながら、大学受験に向けて頑張る日々。見守り、サポート中心となった田舎の母の、子育て後半記録。

14・臨時帰省

後期の学校生活も

順調に経過していた息子だが

都会の高校に進学してから

初めて体調不良の連絡が来た。

 

春先や晩秋〜初冬の時期は

いつも持病の悪化で

受診が必要になる息子。

春の体調不良時は

持参した定期薬や予備の薬で

何とか凌いでいたが

とうとう薬切れになり

受診が必要なレベルになっていた。

 

息子から

深夜に体調不良の連絡が来た翌日に

受診したかったのだが

その日は大事なテストが

2つもあるので休みたくないと言い

1日先延ばしにした。

 

私が都会に出て

そのままどこかの病院に

受診しようと考えていたが

息子は

生まれた時からお世話になっている

かかりつけ医を熱望した。

 

帰省時は

私が迎えに行く予定だったが

丁度良いタイミングで

都会で仕事を終えた主人が

息子の寮に迎えに行き

乗せて来てくれた。

 

自宅で一晩過ごし

安静にしながら

撮り溜めていた番組を一気見していた。

 

そして翌朝早くに出発。

感染症が無ければ

受診後真っ直ぐ寮に送るので

忘れ物の無いように自宅を出た。

 

息子のかかりつけ医院は

別の都会にあるので

峠越え含め片道2時間弱の移動となる。

そしてそこから寮までは

一般道で片道約3時間の移動となる。

 

いつも激混みのかかりつけ医は

珍しく空いており

息子は久々に大好きな先生に会えて

とても嬉しそうだった。

 

幼い頃から毎月

さらに体調不良時には月に何度も

田舎の山奥から通院しており

コロナ禍の時も

オンラインを利用し

処方薬を送って頂いたりと

本当にお世話になって来た。

 

地元は田舎の医療過疎地で

一時は医師不在になったり

息子が定期通院出来る病院は無かった。

隣町に病院はあれど

そこには長期で診療してくれる

専門医は居なく

やむを得ず受診した時には

入院レベルの感染症

ただの風邪と言われ重症化した。

黄疸と激しい発作が出て

直ぐにかかりつけ医に向かい

1週間連日点滴漬けとなり

息子は何とか救われた。

 

そのため遠くても

幾つも峠越えがあっても

猛吹雪に見舞われても

交通量が多くても

途中のトンネル地帯に迂回路が無く

事故で大渋滞になっても

毎月通い続けた。

 

『具合が悪くなっても先生が必ず

助けてくれるから、注射も点滴も

怖い検査も頑張る。』

 

物心ついた時には

そんな風に言うようになり

注射や点滴でも泣かなくなった。

嫌がり暴れていた毎日の吸入も

呼吸が楽になるので

いつの間にか自分で機械を操作し

積極的にやっていた。

 

何より頑張った後に

先生に褒められるのが

1番嬉しかった。

 

今はもう

先生よりもかなり大きくなり

診察室に入った時には

先生も看護師さん達も皆

息子を見上げて驚いていた。

体だけ見れば立派な大人だが

やはり体調不良時には

ここに来たくなるのだろう。

 

色々話せて

受験勉強を頑張った事など

先生にたくさん褒められ

激励され握手までして下さり

息子のモチベーションが

一気に上がっているのを感じた。

 

幸いコロナやインフル等の感染症は無く

調剤薬局で薬を頂いた後

そのまま寮に送った。

 

息子は体調不良にも関わらず

道中眠るどころか

学校の事や友達の事

勉強の事や寮の事など

ずっと喋りっぱなしで

楽しそうに話してくれた。

 

そして

1番嬉しかったのは

久々に先生に会えた事。

 

中学後半からは

持病も安定していたので

受診は少なくなり

高校受験後は1度も行っていなかった。

予防薬が切れたタイミングでの

今回の受診は

きっと何か意味があるのだろう。

 

自宅から数時間の通院なので

特に冬の受診時にはいつも

先生は心配してくれた。

そんな塾すら無い田舎から

何を目指し都会の進学校に行ったのか

行きたい大学や将来の夢など

先生に話したかった事を

息子は全て話せた。

 

そしてその時の

先生の最高の笑顔と

力強い握手と激励の言葉を

息子はきっと

一生忘れないだろう。

 

いつかそれが

自分の原点となる日を夢見て

また明日から走り出そう。

 

 

早朝から出発後

夕方無事に寮に到着し

手を振る息子を見送った。

 

「頑張って〜」

「はい!帰り気を付けて!!」

「了解!またね〜」

 

さてと

私は明日も仕事なので

深夜前には到着して早く休もう。

夕食は走りながら

コンビニおにぎり確定。

 

夜の峠越えになるので

野生動物の飛び出しに注意して

あと約100km走りますか〜♪