塾なし大学受験に挑戦!〜うちの田舎メソッド〜後伝・高校生編

塾も高校も無い町で、失敗だらけの『うちの田舎メソッド』を駆使して叩き上げた学力。高校から田舎を出て、偏差値70の都会の進学校に入学した息子(旧通称・ポン助)。大都会で寮生活をしながら、大学受験に向けて頑張る日々。見守り、サポート中心となった田舎の母の、子育て後半記録。

11・高校生活、寮生活で学ぶこと

息子がこの春から

都会の高校に進学し

同じく学校の寮に入り

あっと言う間に2ヶ月が過ぎていた。

 

長文ではないが

毎日何かしらLINEで連絡が来るので

何となく様子が伝わって来る。

 

そして

息子の誕生日もあり

体の成長もさることながら

着々と大人へと進化を遂げている。

 

誕生日は平日だったので

新しい友達や地元の友達から

メッセージをはじめ

たくさんのプレゼントを頂いたらしく

嬉しそうにLINEで写真を見せてくれた。

 

私達両親も

休みを合わせて都会に向かい

息子と一緒に食事を楽しんだ。

 

忙しい主人は急な仕事が入り

そこから直接向かい

私は1人で帰路についたが

久々に息子と色々話せて

とても楽しかった。

 

息子は

毎日の通学で

交通機関の乗り換えもあり

とてもたくさん歩くので

入学時よりも体が引き締まり

丁度良い感じに痩せていた。

もともと大きい方だが

身長も確実に伸びており

さらに大きく見えた。

 

「痩せたからパンツが大きくてさ

コントみたいにストンと落ちたんだよ〜」

「あはは。小さいやつ買って送るね。」

「お願いします。」

 

寮生活の

思春期男子あるある話や

クセの強い先生のモノマネ

国際色豊かな教室など

相変わらずの

面白機関銃トーク炸裂に

爆笑してしまったが

都会での生活が

かなり板に付いて来た様子で安心した。

 

学校のこと

友達のこと

先生のこと

寮生活のこと

模試や検定のこと

講習会や各種行事

大学進学に向けての予定についてなど

現時点での息子の状況や環境を

たくさん話してくれた。

 

そんな中でも

やはり寮生活は

社会に出るための準備期間となり

とても勉強になると言っていた。

 

今まで自宅で親がやっていた事を

殆ど自分でやらなければならず

自分の部屋の掃除の仕方や

部屋のトイレやシンクの掃除の仕方

衣類に合わせての洗濯の工夫

洗濯機や乾燥機や掃除機の使い方

日用品の在庫確認

スーパーでの買い物の仕方

食事が出ない日の

1日のメニューの工夫

郵便局や銀行の利用の仕方

家計簿の記録と金銭管理まで

頑張ってやっているとの事。

 

数学好きなので

節約や金銭管理は苦にならず

家計簿をつけるのは楽しいらしい。

 

数学と言えば

学校指定の教材は別にあるが

息子は早くから

やりたくてたまらなかった

青チャートを満を持して購入し

大量演習に使用している。

これで中学時代から通算すると

チャート式は白→黄→青と

段階的にレベルアップして

大学受験に備える事になる。

日程が合えば引き続き

数検にも挑戦すると言っていた。

 

中学時代から進化した事は

自分の志望する大学や学部に

必要なレベルの学習内容や

履修必須テキストの情報を

先生や先輩達から入手し

早くから実行している事だ。

ここからはもう

本人の領域になっているので

学習面については

信じて任せようと思う。

 

雪が完全に解けてから

息子にせがまれて

自転車を寮に運んだので

行動範囲が格段に広がっていた。

 

週末は寮の友達と一緒に

買い物や遊びに出掛けたり

話題の人気店に食事に行ったり

都会の生活を満喫しているらしい。

 

毎日の通学で利用する

JRやバスや地下鉄にも慣れて

都会の中心部から郊外まで

地元出身の都会っ子達に

あれこれと教えて貰いながら

自由に移動出来る様になって来たとの事。

 

定期演奏会や各種コンサートや個展など

芸術鑑賞的なイベントに

友達と出かける機会もあるらしく

とても良い刺激になっていそうだ。

 

そして

その楽しい毎日と

勉強とを両立させて行く。

 

「楽しむ時は思い切り楽しんで

やるべき事は全力でやる。

そのために自分はここにいるから。」

 

約81億人の世界中から

奇跡的な縁でここに集結した

沢山の仲間達と共に過ごす高校時代。

幼い頃から大会などで知っていて

ここで同級生になった子も居る。

 

生活習慣も信仰も違う中で

多様性を受け入れて交流し

生活水準も庶民の我が家とは桁外れな

都会育ちや海外育ちの同級生と交流し

その思考や感性に触れて

同じ校舎

同じ教室で学び

同じ寮で生活する。

 

田舎に居ては見られなかった景色

田舎に居ては得られなかった体験

この経験が全て

将来の息子の土台となる。

 

その機会を得られただけでも

本当に良かったと思う。

 

これからさらに広い視野で

さらに見聞を広げて

自分の人生を切り拓いて行こう。

 

親は引き続き

最強のサポーターとして

応援しています♪

 

Fight!

 

 

 

 

10・高校生は忙しい

連休明けから

息子は一気に勉強モードに突入し

週末の模試を挟むと

10日以上休み無しなどもあり

忙しい毎日を送っていた。

 

私は先週より

手の痺れや痛みに見舞われ

一過性の物かと様子を見ていたが

スマホは勿論

仕事でPCを打つのにも

指先の鈍さがあり

不具合が出て来たので

観念して受診した。

 

事前にネットで症状を細かく調べて行き

ある程度予想はしていたが的中。

 

病名は『手根管症候群』だった。

薬とリハビリ通院になり

仕事以外の手の酷使は

控える様に言われたので

ブログなどもセーブしている。

 

息子から久々にLINEが来て

自宅に在庫のある文房具類や

寮の部屋のスペースを考慮して

自宅に置いて行った

お気に入りの本を全て

何度も読みたいから

寮に送って欲しいと

リクエストが来たので

段ボールに色々と詰めて送った。

 

最近は

JRや地下鉄にも慣れて

大都会の中心街まで

予約していた制服の夏服を

友達と一緒に取りに行ったと

LINEで写真が送られて来た。

 

毎月何らかの模試があるらしく

前回の模試は

良い手応えの科目もあったとの事。

 

学校帰りに

気軽に大型書店に寄れるので

好きな作家の小説をお小遣いで購入し

常に何かしら読んでいる様子。

学校にも

素晴らしい図書館があるので

息子にとっては最高の環境だ。

 

確かに幼い頃から

本が好きな子だった。

 

しかし

親が読書好きにしたくて

強制的に買い与えた本を

無理矢理読ませる事は

私は1番嫌いだったので

書店や図書館で息子が自分で選び

「これ読みたい」「これ買って」

と言った本を借りたり購入したり

その時の状況に合わせて

『自分の意志で選んだ本』を

沢山読ませて来た。

 

何故なら

本人は大して興味も無いのに

田舎での『できる子』認定

最大のアピールとなる

読書感想文などの入賞を狙わせたい親に

年齢や学年毎の指定図書などを

誘導されたり勧められて

無理矢理与えられた本は

結局

読まないと叱られるから

仕方なく読んだり

入賞しないと後が怖いから

嫌々読んだりして

その時はそれなりに良い感想を述べるが

いつしか記憶から簡単に消えて行く。

 

しかし

自分で欲しくて買って貰い

布団の中まで持ち込んで

寝落ちするまで毎日読んだ本や

読みたくて読みたくて

入荷を楽しみにしていて

ようやく借りられた本ならば

台詞の一言一句まで言える程

暗記するまで読み尽くすからだ。

 

そしてその本について

誰かに説明する時は

原稿用紙数枚分の感想など

一気に語れてしまう。

息子が読書感想文を書く時は

その言葉をそのまま

わかりやすく原稿用紙に

ただ記録しているだけなので

『何を書いたら良いかわかんない』

などと言って

手が止まってしまう事は無く

直ぐに書き上げてしまう。

逆に

書きたい事がありすぎて

規定の枚数にまとめる方が

大変だといつも言っていた。

 

確かにそうなる。

実は私も同じタイプで

幼い頃からそうやって

思いつくまま10枚以上書きまくり

それを推敲しながら凝縮して

読書感想文や作文などを書いていた。

詩で何かのグランプリを取った時も

元はただの殴り書きだった(笑)

 

息子が小学校1年生の時に

初めて書いた読書感想文で

偶然入賞した時の本は

3歳から読んでいた『絵本』だった。

絵ばかりで文字数も少ない

何なら詩と同じ様な短い文章

これでどうやって

読書感想文を書くのかと

その本を見た人は

当時の先生をはじめ

誰もが驚愕したらしい。

 

しかし息子にとって

物心ついた時から1日中

ずっと読んでいた大好きな絵本について

先生や友達に説明するのは

とても容易い事で

それを自分の言葉で紙に書くのが

初めての感覚で楽しかったらしい。

 

小学校低学年まで

夏休みの宿題だった読書感想文は

とても楽しく書いていた。

入賞して貰った図書カードで

新しい本を買うのが嬉しかった。

 

しかし

宿題ではなく

任意提出になった時に

とある親から

「〇〇君、読書感想文書く〜?」

さらりと聞かれ

「本人次第かな〜?」

と返していた。

 

息子の方は学校で

その親の子供に

「僕が入賞したいから、

〇〇はもう読書感想文出さないで。」

はっきり言われたらしい。

「まだわかんないよ。」

と言うと

「絶対出さないで。」

と念を押されたらしい。

 

確かに

控え目を装いながらも

我が子を先頭に立たせたい野心が丸見えで

この田舎でも幼い頃から

習い事を幾つも掛け持ちさせており

仕事での地位もある親とその子供。

子供は学校で

「うちの親は大卒で皆の親より頭が良くて

すごく偉いから逆らわない方が良いよ。」

と言い放ち

クラスメイトはドン引きしたらしく

リーダー格の子に

「でもお前は偉くねーし。」

と言われ

陰で皆に苦笑されていたらしい。

 

帰宅後に息子から全て聞いて

かなり牽制されているなと感じた。

その子とは当時

とても仲良くしていたので

トラブル回避のために

宿題じゃないならと

読書感想文は書かない事にした。

(この時点で距離を置けば良かった)

 

その後も

「本当に読書感想文書かないんだよね?」

「やっぱり書くとか言わないよね?」

としつこく聞かれたらしく

「書かないって!」

と言うと

「良かった〜。これで入賞出来る。」

と言っていたらしい。

それから数年間

読書感想文コンクールは

邪魔者を排除して人為的に作られた

『その子の時代』となるが

その後

彗星の如く現れた文学少女によって

その子の時代は一瞬で終わった。

 

学級委員長などを決める時にも

何度か同じ事があり

その子からの牽制にうんざりすぎて

どんなに周りに推薦されても

先生からの電話で何時間も説得されても

学級委員長や児童会長などのトップは

頑なに全て断り

中学でも一度もやらなかった。

中学の担任の先生にだけは

上に立たない理由を全て話してある。

その代わり副委員長や書記会計

各種委員会などの

補佐的な役割に回り

自分のやりたい役員を

自由に全力でやっていた。

 

「どうしていつも委員長とか断るの?」

いつか友達に聞かれたらしい。

「それは肩書きが欲しい奴がやれば良い。

学校の歴史や記録や町の広報や新聞に

名前が載るのがステータスだと思う奴や

代々この町に住んで名前を残したい奴が

やれば良いだけの話で、俺は別にそんなの

いらないし。『名前だけ欲しがっても

アイツ全然ダメじゃん』って誰かみたいに

陰で皆に笑われたくないからね〜。

だから俺は自分で企画して動いたり書いたり

ガンガン意見出してやる方が楽しいんだ。

現場主義ってやつ?だって現場知らないと

上に立った時に指示も何も出来ねーじゃん。ま、

肩書だけ欲しい奴の気持ちなんて知らんけど。」

 

そんな事を言っていたらしく

それを聞いた子が自分の親に

「役職上のリーダーは〇〇だけど、実際全て

動かしてる影のリーダーは〇〇(息子)だよ。

それはみんな思ってる。」

と言っていたとの事。

 

我が家はいつも

息子が何の委員をやるのかは

なるまで一切把握していなかった。

従って

親が『〇〇委員になりなさい』などと

1度も言った事は無い。

 

今はもう

そんな醜い牽制も何も無く

正々堂々完全な実力勝負の世界なので

息子はとても楽しくのびのびやっている。

 

自分は何が得意で何が出来るのか 

それぞれに自己アピールをして

学校祭などクラス内での役割分担を

皆でスピーディにサクサク決めて行く。

それらの準備と

模試や各種進路説明会

ハイレベル&ハイスピードな授業

部活や帰宅後の自分の学習

毎日の読書なども全て

並行して行っているのだから

高校生は本当に忙しい。

 

そしてきっと

その忙しさすら

楽しんでいるのだろう。

 

高校では

趣味を思い切り活かせる

文化系の部活に入ったと言っていた息子。

勉強の良い息抜きになりそうだね。

 

高文連や活動の報告

楽しみにしています。

 

しっかり体調管理して

元気に頑張ろう!

 

遠くから

いつも見守っています♪

 

Fight!

 

 

 

9・家族旅行

「旅行のしおり持った?」

「持ったー!」

「誰がどっちの車に乗るか決めた?」

「決めたー!」

「トイレ大丈夫?」

「大丈夫!」

「じゃ、行きますかー!!」

「OKー!出発!」

 

自家用車2台

総勢11名で

久々の家族旅行に出かけた。

 

息子は

兄妹同然に育った従姉妹達と

久々に再会して

とても嬉しそうだった。

メンバー最年少で小学生の甥は

息子にとても懐いており

ずっとオンボロの我が家の車に乗って

息子と楽しく過ごしていた。

相変わらず兄弟の様に仲が良い。

姪達とも仲が良く

一人っ子の息子にとって

親よりも長い付き合いになるであろう

従姉妹達の存在は心強く

皆かけがえの無い存在だ。

 

温泉ホテルに宿泊して

美味しいご飯を食べて

のんびり寛いだり

皆でゲームセンターで遊んだり

夜も朝も温泉に浸かって

露天風呂から景色を眺めたり

皆で花火を鑑賞したり

それぞれにリフレッシュ出来たと思う。

 

最近は両親も高齢になり

足腰が思う様にならず

海や空を渡ったり等の

長時間の渡航はかなり厳しいので

陸続きで1日で辿り着ける

比較的近場の温泉旅行がメインになった。

 

幸い温泉は豊富な大地で

その全てを巡り尽くした私は

いつも家族旅行のナビゲーターと化す。

宿泊地が決定すると

休憩地や観光地の時間配分を絡めて

走行ルートを選択。

全員分の旅行のしおり製作から始まり

移動時には先導車を運転し

GW真っ只中に渋滞の無い道に入り

すいすいと走り抜けて

予定時間通りに目的地到着。

今回は最速のチェックインで

全力で遊んだ。

 

仕事で休みの無かった主人も

少しだけ時間が作れたので

私達よりも遅くにホテルに到着し

翌日の午前中だけ合流出来た。

 

普段はなかなか行く事の無い地域を

軽快に走り抜け

絶景を沢山楽しみ

全員で記念撮影をしたり

美味しいスイーツを頬張り

帰路も渋滞知らずで

無事に帰宅。

 

息子も

思い切り楽しめた様子で

帰宅後は爆睡。

 

楽しい思い出を充電して

また

都会へと戻って行った。

 

連休明けから

模試やテストが続くので

切り替えて頑張ると言っていた。

 

次に帰省する時は

もっと成長した姿を

見せてくれるかな?

 

楽しかったね。

 

頑張れ

頑張れ

 

家族は皆

いつも応援しているからね♪

 

 

 

 

8・高校入学後〜人生初帰省

息子が私立高校に入学してから

あっという間に4月も終わろうとしている。

 

息子のGWは

平日も全て休みの大型連休となり

事前に外泊届等の手続きは

全て済ませてある。

 

私は

申請していたお迎えの日に

数時間走り都会へと向かった。

 

やはり主要国道や幹線道路は

交通量が多くなっており

渋滞を避けて

裏道や農道を多く走った。

 

冬は除雪も入らずに

閉鎖されている道も

雪が解けたので

これからは快適に走行出来る。

 

農道は時折

稲作や畑作準備の

農家さんのトラクターに遭遇するが

整備されている幅の広い町道など

交差可能な道を選んで走るので

何ら問題は無い。

 

すっかり日も暮れてから

都会に入り寮に到着。

 

息子が友達に手伝って貰いながら

荷物を運んで車に積み込み

準備万端で乗り込んで来た。

 

一度風邪を引いたが

もう良くなったとの事。

 

自宅に向かう車内では

学校や寮の事を色々と話してくれた。

 

全国各地や海外からも集結している

個性豊かなクラスメイト達の事

遠方からやって来て同じ寮で暮らす

頼れる先輩や同級生達の事。

 

小中学校時代に

少年団や部活などの

各種大会や記録会

今まで受けた沢山の模試などで

名前だけは知っていた子が

偶然同じ学校や同じ寮にいて

初めて顔を知って話したり

新しい発見や嬉しい偶然が

たくさんあったらしい。

 

入学後直ぐに

最初の模試があり

その結果を踏まえて

担任との面談を行い

現時点での志望校の確認や

勉強の取り組み方など

色々な事を話したと言っていた。

 

息子の場合

志望大学はほぼ決まっているので

あとは

そこに辿り着く勉強を継続するだけ。

 

「え〜と、Sが1番良くて、A1とか

B2やC1とか細かくランク分けされてる。

俺はSとAで先生にもこのまま頑張ろうって

言われたよ。」

 

模試について色々と説明してくれた。

やはり

私立の進学校なので

授業の進度が物凄く速いらしい。

 

「最初の小テスト、2種類あってさ〜

1つは満点だったんだけど、もう1つが

1問ミスって満点逃した。くっそー!

〇〇は両方満点だったのに〜。」

「あはは。出た出た1問ミス男!相変わらず

やらかしてるね〜。ま、授業について

行けてるなら良いんじゃない?次頑張れ〜」

 

中学時代も

よく1問ミスで満点を逃しては

家に着くなり叫んでいたので

思わず笑ってしまった。

息子の課題は

点数を確実に取り切れる様に

詰めの甘さを排除する事。

 

両方満点獲得者は数人程度らしいが

やはり取れる子は確実に取っている。

 

息子と同程度から

それ以上のレベルのメンバーが

クラスに集結しており

他のクラスには

全国模試で無双しているレベルの

天才が居るとの情報もあり

勉強するのが当たり前の環境らしい。

 

勉強ばかりでは無く

部活も学校行事も

常に全力で頑張る生徒が多く

オープンキャンパス時に受けた印象通り

明るく活気のある雰囲気だ。

 

すでに学校祭に向けての

話し合いが進んでいるらしく

息子に

「楽しみにしていてね♪絶対来てよ!」

と言われた。

 

寮生活の方も

食事の出ない休日は

友達と一緒に食べに出掛けたり

中心部や郊外まで遊びに出掛けたり

楽しくやっている様子。

 

小学校の修学旅行で

班の皆と行った

田舎の子の永遠の憧れ

『マック』や『スタバ』などにも

気軽に行ける環境になった。

夏になれば

自宅周りでたくさん捕まえて飼育した

カブトムシやミヤマクワガタ

都会ではホームセンターで

販売されるだろう。

 

田舎と都会

両方で生活してみて

息子なりに感じたり考えたり

感情も目まぐるしく動いただろう。

これからもっともっと

新たな発見や体験を経て

大人になって行くのだ。

 

「久々の家だー!」

「うちのトイレだー!」

「うちのお風呂だー!」

「俺の部屋だー!」

 

自宅に帰宅するなり

いちいち感動して叫んでいた。

でも

私が1番嬉しかったのはやはり

 

「お母さんのご飯だー!いただきます!」

 

かな。

 

息子

初めての帰省で

無事に自宅に到着。

 

さあ

ゴールデンウィーク

前半のんびり休んでから

後半は思い切り楽しもうか。

 

 

とりあえず…

 

 

おかえり♪

 

 

 

 

 

息子の幼少期についてはこちら

→ https://note.com/lovely_weasel894

7・2%の逆襲

息子はこの春から

都会で寮生活を開始し

進学校と呼ばれる私立高校に通っている。

 

しかし

3年前の今頃は

中学最初の冠模試で

いきなり撃沈。

 

今春

クラスの数人が進学した

準都会の進学校の合格判定は

最初から90%以上だったが

この大都会の進学校の合格判定は

現在通う私立高校も含めて

全て 『2%』(笑)

 

何故なら

英語を本格的に学習する前で

しかも

お遊び程度の小学校英語にしか

触れていなかったので

当然の結果だった。

 

準都会の進学校の判定が良かったのは

英語以外の4科目で

合格基準点や基準偏差値を

超えていたからだと思われる。

特に数学は

小学校卒業後の春休みに

独学で一気に先取りして数検に合格し

中1範囲は終了していた。

 

しかし

英語も高得点に出来なければ

大都会の進学校には

全く通用しないのだと痛感した。

 

そこで

早急に中学英語を仕上げにかかった。

 

入学早々

春の英検5級から挑戦。

英単語の大量暗記を頑張った。

中学範囲を中2で終了して

準2級まで取得。

学校の進度より先取り出来たので

高い評定を維持。

長文問題も抵抗無く取り組んでいた。

 

完全に理系の息子は

国語には苦手意識は無いものの

読解の長文の相性で

点数が上下するタイプだ。

ハマれば偏差値74まで出せているが

相性が悪いと

偏差値60台前半まで落としたり

かなりのムラがある。

 

しかし

点数が落ち込んだ時にはいつも

小学生から継続した

漢検2級の語彙力に救われて来た。

 

英語や国語はやはり

語彙を増やすに限る。

 

息子は

英語を苦手にせず

集中して先取りした事により

成績が安定した。

他の科目も含めて

中3の夏までには

中学内容をひと通り終わらせた。

 

 

 

息子は毎日

簡単な計算ドリルを

タイマーで計測して行い

徐々に難易度を上げながら

スピードと計算力を鍛えて来た。

まるで筋トレの如く

計算はいつも最初の

ウォーミングアップとして行っていた。

そして

量をこなせば自然と

正確さはついて来る。

 

「ゆっくりじっくり正確に」

「ウサギとカメならカメを目指す」

これを美徳にして慣れすぎると

受験では命取りになる。

なぜならカメのままなら

時間内に問題を解ききれず

ギリギリ解き終えても

見直す時間が取れない。

解いた問題が全て正解とは限らず

時間切れならば

正答数が合格点に届かない可能性もある。

そして何より

ウサギがミスをしなければ勝てない

言い換えればカメは

ミスをしないウサギには勝てないのだ。

 

様々な学習サイトや

勉強系のブログで

『予習は不要』

『復習のみで高得点』

『先取りは必要ありません』

等と言われていても

息子の場合は授業が復習になる様に

全ての学習を予習で進めた。

 

結果的に

先手必勝の先取り+大量演習型で

受験シーズンを乗り切った。

 

全勝とはならかったが

十分戦える事はわかった。

 

現在

公立トップ校を脅かす勢いの

進学校と呼ばれる私立高校に合格し

さらに上位クラスに在籍している。

 

現在通うこの私立高校も

受験した高校も全て

息子は

『志望校合格可能性2%』

だった。

 

あの日

落ち込まずに

 

「さ〜て、こっからどうすっかな〜♪

だって3年後はこのどれかの教室で

大学受験目指すんだから、あとはそこに

どうやって飛び込むかだよね。俺は

絶対諦めないよ!2%上等!」

 

なんて笑い飛ばしていたので

現在に繋がったのだと思える。

 

2%と言う数字は

確率的にゼロに出来ないから

2にしているだけで

限りなくゼロに近い合格可能性だ。

 

でも

そこからだって辿り着ける。

 

 

志望校判定が壊滅的で

絶望感に打ちひしがれている人も

絶対に諦めて欲しくは無い。

 

強い気持ちを持って

やれる事は全力でやる。

 

行ける塾があるなら尚更

合格の可能性は跳ね上がる。

第一志望校合格や

受験校全勝も目指せる。

 

何も無い田舎の山奥で

オンラインを駆使して

独学でやったって

息子は大都会の進学校

自力で辿り着けたのだから。

 

何度跳ね返されても

踏み付けられても

雑草の如く強く逞しく

諦めずに努力すれば

必ずチャンスは巡って来る。

それをがっちり掴み取って

次の高みを目指せば良い。

根が腐らなければ

必ず花は咲く。

 

『でも公立は落ちたんでしょ?』

『たまたま拾われた学校でしょ?』

『どれだけ通用するんだか。』

 

言いたい奴には

好きなだけ言わせておけば良い。

 

大抵そんな事を言うのは

妬み嫉み蔑みの感情に支配された

残念な大人とその子供達。

 

まともな人達は皆

全力で頑張った息子を称えて

励まし送り出してくれた。

 

今日も

息子が長年お世話になった

スクールバスのドライバーさんに

偶然お会いしたが

息子が都会に進学した話を聞いたと

頑張れと伝えて下さいと

伝言を頼まれた。

 

出発前には

いつもの宅配や郵便配達員さん達にも

庭先で激励されていた。

 

親も把握し切れない程の

たくさんの人達に応援されて

息子は幸せ者だと思う。

 

息子はさらに自由に

新しい仲間達と出会い

自分らしく伸び伸びと

毎日楽しんでいる。

 

そして夢に向かって

また1つ

ギアを上げた。

 

毎月1回以上ある模試の

連戦の舞台は

都道府県レベルから

全国レベルに変わった。

さらにその合間に

英検や各種検定が入る。

 

でももう

親子で夜明け前から

都会に向かって何時間も走らずとも

全て学校で受検出来る。

 

あの日の結果表に記載されていた

合格可能性2%の学校の教室で

今日も楽しく学んでいる。

 

高校内容は

早くから先取りをしていたので

数学の猛スピードの授業進度にも

しっかりついて行けているらしい。

 

出だしは上々

そのままの勢いで

春はダッシュで駆け抜けよう。

 

 

『志望校合格可能性2%』

 

最初の模試は是非

これを上回る数字に期待したい♪

 

 

さあ

逆襲の始まりだ。

 

 

 

 

 

 

6・学ぶ準備

ブログのタイトルを

しばらく考えていたが

やはり

幼少期

小学生時代

中学生時代と書き終えた

子育て&塾無しブログの続編となるので

連動して統一感のあるタイトルに決定。

 

これから本格的に

都会で頑張る息子のあれこれを

個人を特定される情報などは伏せて

可能な範囲で記録して行こうと思う。

 

 

 

春休みは忙しすぎて

ブログの更新は

かなりタイムラグが発生するが

息子の学校では

すでに授業がスタートしている。

 

入学後約1週間は

オリエンテーションや交流会

追加教材購入・配布等

学校や授業に慣れる為の

様々な準備期間があり

満を持して高校生活が動き出した。

 

昔は

学校から親への連絡と言えば

『連絡ノート』が主流だったが

現在は

学校指定のアプリを

スマホやPCにインストールして

連絡事項は全て配信される。

親は確認後

提出の必要がある回答などの項目を

返信するスタイルで完結。

 

この田舎の小中でも

別のアプリを使用して

お知らせの配信や

欠席連絡なども行っていたので

令和の時代の

必要不可欠なツールなのだろう。

紙媒体のやり取りよりも

断然スピーディーに

確認や提出が出来る。

 

息子の使用するPCやスマホにも

同じ連絡事項が配信されるので

100km以上遠く離れていても

親子で情報は全て共有出来る。

 

大きな学校なので

必要な教材などは

学校で注文を取りまとめたり

指定された期間内に

校内の購買などで購入出来るので

土地勘の無い寮生には

有り難いシステムが整っている。

 

寮から学校までの

通学にも慣れて来たらしく

早朝にLINEが来るので

しっかり早起き出来ている様子。

寮では朝6時過ぎから

朝食が食べられるらしく

朝からモリモリ食べる息子には

願ってもない環境だ。

 

まあ

実家でも

夜明けと共に目覚めて

朝日を浴びながら勉強していたので

早起きは苦にならないだろう。

 

寮では

教員が来て見回ったり

卒業生が来て勉強を見てくれる

一斉勉強時間があるので

とても有り難い。

 

わからない所を

質問出来る環境が整っており

塾は必要無いだろう。

 

そして

一斉勉強時間の他に

友達と一緒に

授業の確認をしながら

復習する事もあるらしい。

 

今までずっと

田舎の山奥で

独りで机に向かって来たが

ようやく勉強に対して

同じ意識や目線で学び

お互い高め合える仲間達に出逢えた。

 

もう

勉強する事に

嫌悪感を持たれたり

妬まれて嫌味を言われたり

大事なテキストやプリント類

ペンケース等の勉強道具を隠されたり

頭がおかしいと言われたり

変人扱いされたりしない。

 

皆それぞれに

行きたい大学や将来の夢があって

我が家と同じ様な田舎の果てから

1人親元を離れて

地元の友達と離れて

この大都会にやって来たのだから。

 

寮生以外のメンバーを見ても

中学時代の模試の成績優秀者が

集結した様な教室。

名前や学校名も

順位や合計点も偏差値も

さらには志望校までも

全て掲載されていた子も居る。

 

掲載される名前だけは

いつも見ていたが

同じ学校に入学して

皆初めて顔を知った。

 

その中での序列は

息子も勿論だが

皆ある程度把握しているだろう。

自分の現在の立ち位置は

ここではどの程度なのか。

 

その上で尚

牽制し合うよりも

リスペクトして

協力する方が成長出来るし

絶対に楽しいと

皆わかっている。

だからきっと

クラスの雰囲気も良く

団結力も最初から高いのだろう。

皆それぞれが

中学時代までに

生徒会や学年代表など

先頭に立つ役職の経験者らしく

委員決めなども

とてもスムーズだったらしい。

 

学校も寮も良い環境なので

息子はこのまま

1度の通塾経験も無く

大学受験を迎えるだろう。

 

オンラインで学べる

学習ツールは登録してあるので

必要に応じて利用すると思われる。

あとは

仲間達と情報交換したり

先生や先輩達のアドバイス

素直に聞いて参考にしながら

自分のやり方を確立して行けば良い。

 

試行錯誤して

切磋琢磨して

自分の道を切り拓けば良い。

 

新しい仲間達と共に

高校生活を楽しみながら

全力で駆け抜ければ良い。

 

そうやって

ゆっくりと親の手を離れて

沢山の失敗と経験を重ねて

大人になって行けば良いんだ。

 

この高校生活はきっと

息子の人生の中で

1番成長出来る3年間となるだろう。

 

いつか振り返った時に

最高に楽しかったと

満面の笑顔で語れる日を楽しみに

また

前だけ見据えて走り出そう。

 

だって

捉える背中が沢山ある方が

俄然燃えるはずだ。

 

どれだけ挫折して負けても良い。

激しく転んでも生きてりゃ良い。

起き上がる時には

沢山の何かを両手いっぱい掴み取れ。

そして

運までも味方に付けて

野生動物みたいに泥臭く

敗者復活でも何でも食らいついて

最後に勝てば良いんだ。

 

大丈夫。

ずっとそうして来たから

またやれる。

 

さあ

あと3年間

いつも通り鼻歌で机に向かって

最初から全開で行こうか♪

 

 

 

 

 

 

 

5・高校入学式終了

息子の高校の入学式が

無事に終了した。

 

両親は早朝に田舎を出発し

渡り鳥達を眺めながら

間に合う様に走り学校へ

息子は寮から直接学校へ

そして現地で合流した。

 

しかし

それも束の間で

直ぐに同級生達と教室に向かう為に

別行動となった。

 

校内には数カ所に

クラス確認等の為

新入生の一覧表が貼られていた。

 

スマホで撮影したので

帰宅後ゆっくり確認すると

部活や少年団の大会で

見覚えのある名前がちらほら。

主人の仕事関係の知人のお子さんも

同級生にいらっしゃるとの事。

やはり全国各地や海外からも

生徒達が集結している

大規模校なのだと

改めて感じた。

 

人の多さに驚きながら

主人とのんびり歩き

入学式会場に到着。

 

車にビデオカメラを忘れたが

時間に余裕があったので

取りに行けた。

 

人数が多く

新入生入退場に

結構な時間を要したが

式典は無事に終了。

 

外に出てから息子と合流し

写真撮影を少し楽しみ

帰路は息子を乗せて

定期券など必要な物を購入。

家族で食事をしてから

寮に送り届けた。

 

部屋はもう

すっかり片付いたらしく

これから少しずつ

都会での生活に慣れて行くのだろう。

 

帰り道は主人と2人

入学式の感想や

これからの行事予定の話など

あれこれ話しながら

自宅まで数時間走った。

 

 

息子と一緒に暮らした15年は

あっと言う間に過ぎ去った。

 

これからはきっと

親と一緒に暮らした

地元での時間よりも長く

都会での生活が続くのだろう。

 

息子の部屋の窓から見える景色は

大自然の原野や山から

密集した住宅やマンションへと変わった。

 

上空を飛び交うのは

可愛い鳴き声の小鳥や

オジロワシなどの大型の野鳥達から

旅客機やヘリに変わった。

 

地元では昔に廃線になり

間近に見る事すら無かった

JRの駅や線路に

忙しく行き交う電車。

 

自宅からバス停まで数kmもあり

乗り遅れたら

次のバスは1時間後

出かけたい土日はさらに本数減で

車が無ければどこにも行けない田舎から

数分おきに

次から次へと路線バスが出入りし

大勢の乗客が利用するバスターミナル。

 

さらには路面電車や高速道路

地下鉄も各地に延びている。

地下街にも

様々な店舗が充実しており

必要な物は全て揃うだろう。

地元の地下にあるものは

マンホールの下の下水道管と

冬に使用する融雪溝。

地下に入る人は工事関係者のみ。

自宅の周辺は

現在ヒグマ出没中。

 

そんな真逆の環境を

存分に楽しみながら

都会での学生生活を謳歌

夢に向かって邁進して欲しい。

 

自分の未来は

自分で切り拓くもの。

 

そして私達両親は

そっと見守り

影で力強く支える。

 

あと数年間

自分の力で

飛び立つまで見守る。

 

 

幼い頃からいつも言っていた

 

『夢を叶えるために、都会の学校で

レベルの高い勉強がしたい。』

 

 

何度も失敗して

何度も挫折して

泣きながら机に向かっていた

小さな背中はもう

見上げるほどに広く

心も体も大きくなった。

 

都会の進学校で学ぶ目標が

高校受験で達成された。

 

小学校

中学校

ずっと努力を継続して来た。

しまいには

努力とも思わずに

勉強する事が当たり前になった。

 

次はいよいよ高校生。

 

何度失敗しようが絶対に折れない

最強のメンタルを笑顔に隠して

また

新しい仲間達と

大口開けて爆笑しながら

高校生活を

全力で駆け抜けよう。

 

 

入学おめでとう!

思い切り楽しんでね♪

 

 

 

 

 

 

 

 

4・新天地へ

「あっ!飛行機だ!!」

「あっちに空港もあるからね。」

「そうなんだ。マンション多いな〜」

「そりゃそうだろう。」

「隣の家との隙間が狭すぎじゃね?」

「そうだよ。だから冬には、屋根の雪が

隣の敷地に落ちてトラブル起きたりする。」

「ニュースでやってる隣人トラブルか!

この風景みたら納得。両隣の家まで1km以上

あるのが普通だったからな〜。それにしても

植物少なっ!木が見えない!動物がいない!」

「あはは。今まで窓の外は原野だしね。」

「真逆すぎるゼー!!」

 

息子の入寮日。

15歳にして親元を離れ

都会での生活が始まる。

 

与えられた部屋は

地元の1番高い団地よりも高層階となり

窓から景色を見渡して騒いでいた。

 

入館時の説明を受けてから

エレベーターで荷物を運び

家族3人で一気にセッティング。

ベッド・机・椅子等の大型家具は

部屋に備え付けの物を使用するので

息子の荷物は

家族3人乗車した

ワンボックスカーの後部座席に

全て収まる程度だった。

 

布団や嵩張る衣類などは

全て圧縮して平らにし

処分の面倒な段ボールは使用せず

その代わりに

寮の部屋で使用する

積み重ね可能な

引き出し型の衣装ケースを

必要分だけ単品購入し

普段用の衣類やタオル類

リネン類や日用品などを

最初から分類して詰め込んだ。

 

そして引き出しには

中身がわかる様にラベルシールを貼り

引き出しが飛び出ない様に

粘着力があるが

剥がしやすい養生テープを貼り

車への運搬時には

無理なく1〜2個ずつ運んだ。

車内でも

ギリギリの高さまで

積み重ねられたので良かった。

 

一番下の引き出しには

最初から別売りの

専用キャスターを付けて

その上に引き出しを数個重ねて

楽に転がして移動出来る様にした。

それを4つ作り

寮の部屋に着いたら

全て壁面に並べて

養生テープを剥がして完了。

大量収納スペースの完成だ。

 

机の下には

自宅で使用していた

キャスター付きのレターケースが

ぴったり収まったので良かった。

引き出しはB4サイズなので

文房具やデスク周りの小物類

学校のプリントや

コピー用紙のストックなど

沢山収納出来る。

これもそのまま

引き出しにだけ養生テープを貼り

転がして運んだ。

 

『そのまま運んで

そのまま置いて直ぐ使用可能』

これを徹底し

荷物の梱包も

入れ替えも何も必要無く

楽チンな引っ越しにした。

 

開封時のパッケージ等各種ゴミ類

使わない荷物は持ち帰り

両親は明るいうちに退散。

 

地元まで数時間走るので

後は寮の皆様にお任せして

帰路に着いた。

 

足りない物や忘れ物

新たに必要になった物は

数日後の入学式に持って行く。

 

都会を出発して

1時間くらい走った頃

息子からLINEが来た。

 

初めての夕食は

とても美味しかったらしく

早速同級生の友達が出来たとの事。

 

明日一緒に買い物に行くらしく

相変わらずの

コミュ力MAX男子である。

 

今までは

1学年1クラスしか無く

クラス替えも必要無い環境から

一気に10倍以上の同級生と

70倍もの全校生徒数になる。

もはや近隣の村の人口よりも多く

地元の人口の半分近くになるのだ。

 

私や主人が子供の頃は

田舎の高校にも

そのくらいの人数が集まったが

現在は過疎化により

地元の町の高校は早くに廃校となった。

 

息子にとっては

全員幼馴染状態の小さな学校と

卒業までに

同級生全員の顔と名前を

覚えられるかどうかも不明な

巨大な学校と

両方通えるのは貴重な経験だ。

きっと

親友と呼べる子や

長い付き合いになる友達も

沢山出来るのだろう。

 

少なくとも

勉強する事が当たり前の進学校なので

それを否定したり茶化したり

ましてや

全力で努力しても結果が出ずに

悩んだりしている友達を

馬鹿にしたり笑ったりする子は

1人も居ないだろう。

 

皆その気持ちが理解出来るから。

 

寮に到着すると

ロビーや食堂で

猛烈に勉強している先輩が

何人もいた。

 

新入生の入居者が数人到着して

明らかにざわつくロビーで

ヘッドフォンをして

猛スピードで一心不乱に問題を解く。

その集中力に目を奪われる。

 

「あの先輩、かっこよ!」

 

そのカッコ良さは

イケメンだのスタイルが良いだの

女子ウケするだけの

薄っぺらい見た目のビジュアルでは無く

自分を貫くスタイルの『カッコ良さ』だ。

 

皆同じレベルの努力をして

出願基準の内申やランクや

相応の合格基準を全てクリアして

この学校に集結しているのだと

改めて感じた。

 

ようやく息子にとって

良い刺激になる環境が揃った。

ここから先はもう

自分の領域。

 

楽しみながら

やるべき事はきっちりやって

また

さらなる進化を遂げて行こう♪

 

(LINEより)

『机の上に置く時計と腕時計忘れたー!

入学式の日に持って来て下さい!!』

 

まったくもう…

…大丈夫かなぁ〜(笑)

 

 

 

 

 

 

3・無知

私の住む町はとても田舎で

自分の子供を

綺麗な空気と身近な自然の中で

のびのび育てるには

最高の環境だ。

 

しかし

「中学受験って何?ドラマのやつ?」

「模試ってどこで受けるの?」

「高校ってみんな受かるんじゃないの?」

等と

都会の教育熱心な皆様が聞いたら

「は?」

返されてしまいそうな程の

教育過疎地でもある。

 

“子供が中学受験に挑戦した“

“高校は公立と私立の進学校を受験した“

 

都会では

いたって『普通』な状況だが

田舎では『とんでもなく教育熱心な家』

になってしまう。

 

しかし

私達夫婦は息子に

『勉強しなさい』とは

言った事も無く

強制してやらせて来た訳では無い。

 

習い事も

物心付いてから

本人が熱心に『楽しい』『やりたい』と言い

どれだけやりたいか楽しいか

親を説得するレベルの物だけに厳選した。

 

小学校1年〜4年時に習字

小学校6年間はサッカー

小学校中学年〜中2までスキー

中学校の部活は卓球

その程度である。

 

持病があり

運動神経は人並みだが体が弱く

体育は無理な種目もあり

減点要素が沢山あるが

出来る事は全て全力で

楽しみながら頑張って来た。

 

この地域は昔から

公立高校>私立高校の志向が強く

最近では通信制高校もあり

自分に合ったスタイルで学ぶ事が可能だが

とりわけ私立高校は

公立高校の滑り止めの認識が根強い。

 

学力が心配な子や

諸事情により内申点が取れない子などが

万が一の時の為に受験するイメージだ。

 

従って

公立高校に落ちて

私立高校に進学すると言う息子は

上記の志向に当てはめて見られると

 

『公立高校に落ちて

滑り止めの私立高校に拾われた

学力の低い残念な子』

 

となる。

確かに間違いでは無い。

 

今でもその様な目で

息子を憐れんで見ている人も

沢山居るだろう。

 

更には

『親に無理矢理、実力よりレベルの高い

進学校受けさせられて可哀想だよね。』

『お金あるなら良いんじゃない?』

『私立?はぁ〜金持ってるんだね。』

などと揶揄されたりもする。

 

しかし

高校から上の学校が無い町に住む以上

息子が幼い頃から覚悟して準備して来た。

 

自宅を出て寮に入り

都会の高校に進学するかも知れない等

様々な可能性を視野に入れ

1番費用の嵩むパターンを想定し

コツコツ準備して来たから

何とか行かせられるだけで

我が家はいたって『普通』である。

 

等級や種類は様々でも

田舎では圧倒的勝者と言われる様な

全権力を持つ国家公務員では無く

この過疎地の上位所得者が名を連ねる様な

親子代々続く自営業や

1次産業の名家でも無い。

 

主人は民間企業

私は半日のパート主婦で

どこにでも居る

『ちょっと下の平民』程度である。

 

ただ

息子が

『行きたい』と言った大学や

『なりたい』と言った将来の夢が

ここに居ては

全て叶わなくなる可能性が高く

少しでも『手が届く環境』を考慮し

幼い頃から

息子としっかり話し合い

田舎の限界に抗いながら

ここで出来る事と

出来ない事を見極め

可能な範囲でサポートして来た。

 

それが

周りの目には

教育虐待まで疑う様な

とんでもない教育ママに見えていたのだろう。

 

当の息子本人は

自分の夢を叶える為だと納得しており

学校生活は勿論の事

勉強すら全て楽しんでやっている。

 

しかし結果的には

地域のトップ校と言われる

公立高校には届かなかった。

 

その学校の中でも学区外枠は

受験者が皆内申点最高ランクで

しかもほぼオール5と言われる激戦区。

当日もかなり頑張ったが

学区外の少人数定員枠に入れなかった。

 

まあ

同じランク内での勝負だとしたら

息子の内申点数は

そのグループ内では底辺となり

オール5は1度も取れなかったので

内申点:当日点でも

かなり不利だったのだろう。

 

模試の推移を見ても

12〜1月頃に失速し

2月になって巻き返してから

最後の模試まで

一気に調子を上げて挑んだが

公立トップ校の牙城に阻まれた。

 

そして

運命に導かれるままに

先に合格していた

私立高校2校のうちの1校に

進学する事になった。

 

 

親までもが

「偏差値って何なの?」

と聞いて来る様な

果てしない大空と大地の田舎では

息子はただの

 

『残念で可哀想な子』

『公立に落ちて私立に行く子』

 

しかも

『中学受験にも落ちてる子』

なのである。

 

どうしたって

地理的に塾に行けない環境なので

当然の結果と言われれば

そうなのだろう。

通信講座やオンラインでは

限界があると言われれば

そうなのだろう。

 

ただ

そんな中でも

息子は出来る事は全てやって

過去最高の立ち位置まで上げて

全力で挑んだ結果なので

全て受け入れて前に進む。

 

 

 

 

周りが何をどれだけ言おうが

『可哀想に』と同情されようが構わない。

 

『また落ちたんだって?ヤバ。』

『私立って入試も簡単で

名前書けばみんな受かるって聞いた。』

『お金出せば誰でも行けるんでしょ?』

『私立は勉強しなくても皆受かるから。』

『出来るって言っても所詮田舎レベル。』

『結局頭悪かったんだ。』

 

まあ

オール5じゃないので

オール5の人に頭が悪いと言われれば

そうなるのだろう。

 

 

好きなだけ

何とでも言えば良い。

 

入学準備に忙しく

こちらは

外野に構っている暇は無いのだ。

 

とりあえず

週末の買い物で

大型ショッピングモールのある街に走り

ある程度の物は揃った。

道路の雪も解けたし

天気にも恵まれ快適に走れた。

峠では動物も沢山見かけた。

 

何も知らない人達に

何を言われようが構わない。

都会に出るまであと数日なので

別に気にしない。

息子を激励してくれる人の方が

圧倒的に多く

当の本人は

来たる高校生活に向けて

やる気満々なのである。

 

 

 

ちなみに

息子の受験した学校は

3校全て下の表👇️の中にある。

ネットからお借りした表の為

学校名は伏せたが

同じ地域の方が見れば

直ぐにわかるだろう。

 

無謀過ぎると

最初から中学校に止められて

上の表の学校は

受験する事すら叶わない子も

沢山居るらしいが

3校全て受験出来たので良かった。

 

そして

私立高校は入試が簡単だと

名前を書くだけでみんな受かると

笑っている人や

そのお子さんにも

是非

受験して確かめて頂きたい。

果たしてそうだろうか。

 

そして感じて貰いたい。

 

無知とは恐ろしいものだと。

 

 

 

2・寮生活準備

「来た来た来たーっ!」

「自分で設定やってね。」

「勿論♪」

 

朝からウキウキ全開で

何度も窓から外を眺めては

新しいPCの到着を待っていた息子。

 

入学手続き時点で

PC斡旋販売期間は過ぎており

自分で探して

高校指定のスペックを全て満たす

同じモデルを格安で購入した。

 

息子は早速設定して

新しいオモチャを買って貰った幼児の如く

夢中になって使用していた。

 

高校からも

寮の様々なご案内や

新入寮生への宿題が

色々データ送信されて来た。

私は全て2部印刷し

1部は息子に渡した。

 

入寮前の宿題は

期日までに送信するらしく

パワポを使用して

データを作成していた。

 

高校生ともなれば

もはや母は不要で

手伝えるのは

コピーなどの雑務のみ。

完全に黒子状態だが

それも成長の証なので

見守りながらサポートする。

 

息子がお世話になる学生寮は

学校の寮になるので

寮生は全て

同じ学校の高1〜高3となり

他校の生徒は居ない。

そして

息子の中学校から

この高校に進学した子は

私の知る限りの過去で

1人も居ない。

 

確か昨年2人一昨年3人くらいは

同じ中学校の先輩が

息子と同じ都会の高校に

進学したらしいが

特に付き合いは無いので

これからは寮や学校の先輩が

とても頼りになるだろう。

 

さて

これからの息子の寮生活に

必要になるであろう物を

少しずつ準備しているので

ここに記録して行こうと思う。

 

最初から

部屋に設置されている家具や物は

特に記載はしない。

記載している物でも

新たに購入する物は最小限に抑えて

自宅でいつも使用している物を

買わずにそのまま持参する予定だ。

 

 

*ベッド関連(布団 敷パッド シーツ) 

*枕&クッション(カバー各種)

*衣類用引き出し(5〜6個程度・積み重ね可)

*衣類(制服 指定ジャージ アウター 部屋着 外出着 下着 靴下) 

*上靴 運動靴 フォーマル用靴

*通学用リュック サブバッグ 

*ボディバッグ エコバッグ

*コートハンガー

*本棚(移動式)

*文房具各種 

*ノート類 

*デスクライト

*テキスト各種

*プリンター用紙(A4)

*PC(学校用)

*電子辞書(個人用・中学時の入賞景品)

*タブレット・スマホ(個人用)

*延長コード モバイルバッテリー

*各種充電ケーブル

*CDプレイヤー

*部屋用時計

*デスク用時計(中学時の入賞景品)

*腕時計

*部屋用折り畳み物干し

*ハンガー(各種)

*洗濯ネット(各サイズ)

*洗濯洗剤・柔軟剤

*特大ランドリー用カゴ(ソフトタイプ)

*タオル類(各サイズ)

*入浴&ボディケア道具各種

*洗面&スキンケア道具各種

*トイレ用品各種

*ティッシュ類各種

*メガネ&コンタクト

*鏡(各サイズ)

*キッチン用品各種

*割り箸・紙コップ・紙皿

*ゴミ箱&ゴミ袋各種

*クラフトテープ

*養生テープ

*S字フック各種

*薬BOX(定期薬 常備薬 各用品)

*保存食

*保冷グッズ

*膝掛け

*電気ケトル

*ドライヤー

*消臭剤&消臭スプレー

*傘 防水スプレー

*カーペットクリーナー(粘着式)

*ハンディ&フロアワイパー

*ミニほうき&ちりとり

*消しカスクリーナー

*衣類用埃取り

 

 

文房具の内訳など

細かい物は省いても

相当な数になる。

 

まあ

都会なので

後はその都度買いに行けば良い。

 

通学用鞄は

指定は無く自由なので

小学校の時に購入したリュックと

お揃いのトートバッグを

そのまま使用予定だ。

 

息子は毎日

中学の復習と

高校の先取り学習を

あれこれと進めており

自由時間には

見たかったドラマや漫画を一気見したり

洗濯の練習などを楽しんでやっている。

 

「お母さん!女子の事名前で呼んだら

付き合ってると思われるからダメだって。」

「誰に言われたの?」

「うち(地元)の女子達。」

「あはは。確かにいきなり名前呼びされたら

びっくりするわ。最初は苗字+さん付けだね。」

「そうなんだ〜。だったらうちの町なんて

みんな付き合ってるわ!」

「ギャハハハ!みんなカレカノ!」

「そっか〜。名前呼びは特別なのか〜。

気を付けなくちゃ。」

 

全員幼馴染の田舎あるあるが

都会では通用しないか

もしくは驚かれるか引かれるか

そのギャップを楽しめたら良いが

ショックを受ける事もあるかも知れない。

 

まあ

自分のペースで

自然体で気負わず頑張ろう。

 

さて…と

週末は

息子と一緒に

買い物に出掛けようかな〜♪

 

 

 

 

 

1・高校受験終了後

息子の高校受験が終了した。

 

結果は2勝1敗。

 

ランクや評定を満たして挑んだが

偏差値70を超える

公立トップ校には

あと少し届かなかった。

 

担当の進学塾講師によると

この学校以外ならば

学区外でも全て

射程圏内だっただろうとの事。

 

田舎からの厳しい人数制限のある

学区外受験で無ければ

もし学区内の都会に住んでいたならば

届いていただろうとの事だった。

 

進学塾と言っても

町にその塾は無く

田舎過ぎて通塾出来ず

配信されるオンライン授業を

自力で受講して学習し

月1の定期面談を受けて

学習進度や成績などの報告のみ。

 

従って息子は

幼い頃からずっと

オンラインを利用しての独学で

塾に通い集団授業など

1度も受けた事が無い。

 

高校でも寮に入るので

高確率で通塾経験の無いまま

大学受験に挑む事になるだろう。

 

町に進学塾も高校も無く

全てにおいて圧倒的な

学習環境の不利。

 

模試が受けられる街まで

いつも夜明けと共に出発し

日が暮れてから帰宅していた。

 

それでも息子は

幼い頃から変わらず

自宅で楽しく学んで来た。

 

オンラインの進学塾講師の皆様には

最後まで本当に良くして下さった。

 

『たら』『れば』『だろう』 等と

どんな言葉を並べても

届かなかった現実は

しっかりと受け入れて反省する。

 

そして

先に合格を頂いていた

私立の進学校2校のうち

「お金が大丈夫なら行きたいな〜」と

見学時から言っていた学校に

入学を決めた。

 

公立高校との併願だったので

特待など取りやすい

有利な専願受験は出来ず

難易度の高い一般入試での受験となり

合格はしたものの

最上位コースにはなれなかった。

 

 

しかし

入学手続きを終えた頃

学校から着信があり折り返すと

辞退者が1名出て

息子が最優先で

最上位コースに上がり入学出来るとの事。

その意思確認のTELだった。

 

勿論2つ返事で承諾。

 

「マジ?…っしゃー!やったー!!」

 

息子に伝えると

叫びながら歓喜していた。

 

東大 京大 医学部医学科など

最難関受験に挑む最上位コース。

 

届かなかった公立トップ校と

何ら変わらないレベルの

圧倒的な進学実績。

そして

私立高校だけに

進路指導も物凄く手厚い。

 

息子が幼い頃から目指す大学に

学校の勉強だけで

手が届く様な学習環境が

全て提供される事になった。

 

ここからはもう

自分との戦いになる。

地元を離れて

親から離れて

生まれた時から一緒だった

同級生達と離れて

夢に向かって走り出す。

親はもう

それを黙って見守り

がっちりと支えるだけ。

 

入学金などは

オンラインで支払いを済ませたが

その時に息子が

支払う瞬間を見せて欲しいと言って来た。

 

自分の中で

親にこれだけ負担をかけたのだと

これからの覚悟を決めるとの事。

 

正直

親としては

公立トップ校に挑戦する時に

私立高校も視野に入れていたので

全て準備はしていたが

本人の意志を尊重して

入学金 

入寮費 

制服等指定衣類一式

教科書代 

副教材代

月額授業料&寮費

月額定期代

通信講座代

等 

かかる金額は全て息子に公表する事にした。

 

毎月の学費は

手厚い補助が受けられ

かなり減額される為

思ったよりも格安になり

その分寮生活の方に回せる。

春休み中に

全ての準備を済ませる予定だ。

 

寮生活に必要な物などは

これから購入するので

息子と楽しみながら

買い物タイムを満喫したいと思う。

 

「ゲッ!ネクタイの結び方わかんない!」

「ネットで検索したら出て来るよ〜」

「練習しなくちゃ。」

「頑張ってね♪」

「俺はやるぞー!うおー!」

 

 

最後にとてつもなく

大きなご褒美が貰えた。

 

夢を叶える最後の舞台を

神様が与えてくれた。

息子の頑張りを

ちゃんと見ていてくれた。

 

あとはもう

全力でやるだけ。

 

大丈夫。

やる気だけは

最初から漲っているから。

 

高校受験お疲れ様でした。

楽しい高校生活になります様に♪